HOME > ワーキング > 働く女性 > 佐々木かをり
仕事、結婚、出産。働く女性の多くがその両立に悩む。20代で会社を設立、2つの会社を経営し、2児の母親、妻として家庭を支える女性がいる。(株)ユニカルインターナショナル、(株)イー・ウーマンの代表取締役社長、佐々木かをりさん。働く女性の憧れ、佐々木さんの魅力に迫る!
シゴトとワタシ
私にとって仕事とは、私という人間の成長に場であり、社会での貢献の場です。そもそも仕事を初めてしたのは高校1年の時。親からお小遣いをもらうのはイヤだと思いアルバイトをし、その後、大学の学費も含め自分で稼ぎ、今まで親からの支援を一切受けずにきました。アルバイトをさせていただいた会社には8年ほど勤め、その後、フリーランスで通訳などをしました。しかし、一生自分が経済的な自立をし続けるかを考えたとき、「女性が長くられる職場がほしい」と起業を考えたのです。通訳をネットワークする(株)ユニカルインターナショナルの誕生です。その後96年から「国際女性ビジネス会議」を毎夏主催し、主に働く女性がビジネス力を高め、前向きな仲間と出会う場を提供しています。そして『イー・ウーマン』。ネット上でより多くの出会いや学び、貢献できたらと、2000年に設立しました。働く人たちの経験がいっぱいですし、大学生の皆さんにも毎日見て欲しいサイトです。
人と出会う数と体験する場面の数
今は情報量が多すぎます。大学生も行動や経験が少ないのに情報ばかり耳にしている。情報だけの状態で、経験せずに物事の批判家になるのは危険です。まずは目の前の仕事に熱中して取り組む。そうするうちに自ら工夫し、多くのことが吸収できるようになります。人間の器は、人と出会う数と体験する場面の数で決まります。様々な年齢、分野の人とたくさん会ってください。『イー・ウーマン』は、「自分で考え、自分で選び、自分で行動する」という姿勢に賛同した人が学びあうコミュニティです。毎週著名人が質問を投げかけ、皆で検討しながら1週間でレポートを作っています。投稿にはルールがあります。すべて「I statement」(私を主語で)書くということです。総論として書かず、「みんなそうだ」ではなく、ひとつひとつを自分の責任で書く。読む人も、多様な事例にふれ、その中から自分で選ぶ。様々な意見、発想との出会いです。
プラスを生み出す人生
私は「マイナスを作らない」人生から「プラスを生み出す」人生にしました。頼まれた仕事だけをするのではなく、自ら提案し、行動を起こすのです。そして自分の情熱を注ぎ続けること。自分の行いや言葉づかいを意識し、自分からプラスになる。そして自分の周りにプラスを生み出す。そんなことを意識して毎日を積み重ねたら、前向きに自分で考え行動する、プラスの人生になるでしょう。よかったら私の著書。『自分が輝く7つの発想』を読んでみてくださまた、『イー・ウーマン』にも、ハッピーに働いてる人たちの知恵や経験が集まっています。アクセスを習慣にしてみてください。就職や成長に役立つでしょう。

記事提供:株式会社就職課 http://www.shushokuka.jp/
プロフィール
佐々木かをり Kawori Sasaki
上智大学卒業。1987年ユニカルインターナショナル、2000年イーーウーマン設立。1996年より毎夏「国際女性ビジネス会議」開催。テレビ朝日「ニュースステーション」リポーターTBSテレビ「CBSドキュメント」キャスターなどを経験し、現在フジテレビ「とくダネ!」コメンテーター。著書に「自分が輝く7つの発想」「ミリオネーゼの手帳術」など。