どろろ 手塚治虫作品の中でも“実写映像化不可能”と言われていた「どろろ」が、ついに映画化された。
父の天下統一の野望によって、肉体を48の魔物に奪われて捨てられた悲運の子・百鬼丸は、秘術を持つ医師によって仮の肉体を授かり、手足や五臓六腑、バラバラになった身体の部位を取り戻す旅に出る。
そして、戦で両親を失い男装して乱世をひとりで必死に生きていた野盗どろろと出会った。百鬼丸の左腕に繋がれた刀に魅了され、その刀を奪うために彼に付きまとうようになったどろろは、百鬼丸の戦いに巻き込まれていく。
互いに孤独な生い立ちに共鳴し、いつしか友情と絆が芽生えていく2人だったが、どろろの両親を殺したのは百鬼丸の父親であったという事実がまた、2人の悲しい宿命に拍車をかけるのだった。
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