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愛の流刑地 ある朝ひとりの男が逮捕された。事情の果てに女性を絞殺したのだ。 男の名は村尾菊治。被害者の名は入江冬香。 菊治はかつて恋愛小説の旗手として注目された作家だったが、今では世間から忘れられた存在だった。 「愛してるから殺した」――事件を担当する女性検事・織部美雪は、菊治の言葉に困惑しながらも真相を探っていく。
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1月13日公開(土) □ジャンル:恋愛ドラマ □上映時間:121分 □原作:渡辺淳一 □出演:豊川悦司 寺島しのぶ 長谷川京子
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村尾菊治は55歳。かつて恋愛小説の旗手として脚光を浴びたが、新作が書けずにくすぶっていた。そんな菊治がある日、女友達の紹介で、自分の作品のファンだという関西在住の人妻、入江冬香と京都で出会う。北陸・富山の生まれで、すき透るような白い肌が美しい。その細い手に、以前見たなまめかしいおはら風の盆の踊りを思い出し、菊治は強く心惹かれる。
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東京に住む菊治は別の日、冬香を京都のホテルに誘いだし、いきなりその唇を奪う。互いに惹かれあい、その後京都で密会を重ねるふたり。 冬香には夫と小さな子供が3人いて、逢えるのは決まって午前中だけだった。
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年が明けて正月2日、冬香は富山の実家に子供と夫を残し、東京に住む菊治に逢いに来る。 そんな彼女を菊治が激しく愛すると、冬香は、夫からも得られなかった深いエクスタシーへと導かれる。
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心も躰も離れられなくなった2人に、製薬会社に勤める冬香の夫の東京転勤という、またとない幸運が舞い込む。 東京近郊の新百合ヶ丘に3月に移り住んできた冬香は、菊治の住む千駄ケ谷の部屋に通い始め、逢瀬の機会がますます増えていく。
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体を重ねるごとにエクスタシーの度合いを深めていく冬香。夫に体を求められても拒絶しているという冬香に、菊治は強い愛情を感じる一方、彼女の家庭も気になり始める。 子供の風邪のせいで逢えない日など、妻であり3人の子の母でもある冬香の立場に、菊治は強く心がかき乱される。
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