テレビなどでも話題になったダイエット法なので耳にしたことがある方も多いと思います。このダイエットの特徴は名前の通り炭水化物の摂取を抑えるところにあります。しかも炭水化物の摂取量さえ気にしていれば、摂取カロリーは気にしなくてもいいという、俄には信じられないようなダイエット法です。それでは炭水化物とは何でしょうか? 炭水化物は5大栄養素といわれる栄養の1つで、主に身体のエネルギー源として使われています。食事によって体内に取り込まれた炭水化物はブドウ糖などの単糖類に分解されて小腸から吸収され、多くはグリコーゲンとして肝臓に貯えられ、一部が血液中に入り筋肉などの細胞に取り込まれます。 このようにして活動のエネルギーに使われるのですが、使われずに余った分は、飢餓に備えて、皮下脂肪や内臓脂肪などの体脂肪として体に蓄積されていきます。炭水化物の摂取量を減らすとどうなるのでしょうか? 炭水化物は活動に必要なエネルギーですから、どこかで補わなければなりません。そこでまず、肝臓などに蓄えられたグリコーゲンが消費されます。体内のグリコーゲンがなくなると、
脂肪細胞などに蓄えた脂肪を分解してエネルギーとして使うようになります。気を付けなければならないのが、体内がエネルギー不足になると、脳の活動を維持するために筋肉などのタンパク質も分解されてエネルギーに変換されてしまうことです。ですので、タンパク質を摂取して運動など身体を動かし筋肉を維持するようにしなければなりません。
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