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低炭水化物ダイエット
テレビなどでも話題になったダイエット法なので耳にしたことがある方も多いと思います。このダイエットの特徴は名前の通り炭水化物の摂取を抑えるところにあります。しかも炭水化物の摂取量さえ気にしていれば、摂取カロリーは気にしなくてもいいという、俄には信じられないようなダイエット法です。それでは炭水化物とは何でしょうか? 炭水化物は5大栄養素といわれる栄養の1つで、主に身体のエネルギー源として使われています。食事によって体内に取り込まれた炭水化物はブドウ糖などの単糖類に分解されて小腸から吸収され、多くはグリコーゲンとして肝臓に貯えられ、一部が血液中に入り筋肉などの細胞に取り込まれます。 このようにして活動のエネルギーに使われるのですが、使われずに余った分は、飢餓に備えて、皮下脂肪や内臓脂肪などの体脂肪として体に蓄積されていきます。炭水化物の摂取量を減らすとどうなるのでしょうか? 炭水化物は活動に必要なエネルギーですから、どこかで補わなければなりません。そこでまず、肝臓などに蓄えられたグリコーゲンが消費されます。体内のグリコーゲンがなくなると、 脂肪細胞などに蓄えた脂肪を分解してエネルギーとして使うようになります。気を付けなければならないのが、体内がエネルギー不足になると、脳の活動を維持するために筋肉などのタンパク質も分解されてエネルギーに変換されてしまうことです。ですので、タンパク質を摂取して運動など身体を動かし筋肉を維持するようにしなければなりません。
気になる炭水化物ダイエット。その方法とは?
まず、炭水化物の摂取量を1日20gまで減らします。そうすることで体内のグリコーゲンを消費するのです。通常は数日くらいでグリコーゲンは無くなるようですが、2週間は続けるようにします。ただし制限するのは炭水化物だけで、タンパク質(肉など)や他の栄養素を必ず摂るようにします。特にタンパク質はきちんと摂るように心がけて下さい。この段階が一番重要ですのでしっかりと行います。また、身体が一時的にエネルギー不足のような状態になり、頭痛や倦怠感を感じる方もいるようですので気をつけて下さい。 ここが上手くいくと体内で脂肪が分解されてエネルギーとして使われるようになり、体重が減少します。この段階になると炭水化物の摂取量を少し増やしても体重の減少は続きます。ただしどこまで増やしても大丈夫かは個人差があります。 目標の体重に近づいたら、体重が増えない量まで少しづつ炭水化物の摂取量を増やしていきます。あとはそのまま炭水化物の摂取量に気をつけて体重を維持していくことになります。ここで以前の食生活に戻ってしまうと体重まで戻ってしまいますので、食生活を見直して食べ過ぎなどに気をつけるようにしましょう。