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banana 2分で脂肪は燃焼する
有酸素運動で脂肪を燃やすには、最低でも20分以上続けないと効果が出ないと言われていました。しかし、最新の学説では、もっと早い時間から脂肪が消費されることが解明されたのだとか。有酸素運動を始めてから2分で脂肪の消費量はピークに達し、そのまま有酸素運動を続けていると同じくらいの量の脂肪が消費され続けるのだそうです。つまり、20分も運動を続けなくても脂肪を燃やすことができるのです。



banana 体脂肪を消費させる条件
有酸素運動を始めて2分で脂肪が消費される。ただし、これには1つだけ条件があります。その条件とは、「空腹時の運動に限る」ということです。
通常、食事をすると体内に吸収されたブドウ糖は血液にとけ込んで体内の細胞に運ばれて細胞の活動エネルギーとして使われます。このときにインスリンが分泌されています。インスリンには細胞にエネルギーを取り込ませる作用と、体脂肪の溶け出しを抑える2つの作用があります。つまり、この状態のときに有酸素運動を行っても、血液中のブドウ糖がエネルギーとして消費されるばかりで体脂肪は使われません。食事をした後なので消費されたブドウ糖は次々供給され、中々エネルギー不足にはなりません。



banana 空腹時
逆に空腹の場合はどうでしょう。通常、血液中には一定量のブドウ糖がとけ込んでいて各細胞がいつでも使える状態になっています。この時に有酸素運動をすると、血液中のブドウ糖がエネルギー源として使われますが、すぐに消費されてしまいます。そのままでは低血糖となって活動できなくなってしまいますので、そうならないようにグルカゴンが分泌されて体脂肪が溶け出します。グルカゴンはインスリンとは逆に体脂肪を溶け出しやすくする作用があるのです。

こうして体脂肪が消費されるわけですが、これが「空腹時には2分で体脂肪の燃焼が行われる」ということなのです。この作用は年齢性別関係なく、全ての人に当てはまるのだそうです。



休憩を入れても効果は?
有酸素運動は空腹時であれば2分以上で脂肪燃焼効果があることが分かったわけですが、それならどれくらい続ければいいのでしょうか。運動を続けるのにも限界があります。疲れて休んでしまったら、効果はなくなってしまうのでしょうか。それについてはアメリカで太った女性について調査したところ、有酸素運動を連続して行った場合でも、休憩を入れて行った場合でも運動した分だけの脂肪が消費されることが分かったそうです。つまり、無理して運動を続けずに、休憩を入れても運動の時間を多くした方が、より多くの脂肪を燃焼できるのです。



まとめると
簡単にまとめてみます。
  1. 有酸素運動は2分から体脂肪を消費できる
  2. 空腹時(食事前)に有酸素運動をすると効果がある
  3. 運動は休憩を入れても効果は変わらない
ということになります。


ダイエットの参考にしてみてくださいね。

※ダイエットの効果には個人差があります。
※ダイエットを行って身体に不調を感じた場合は、ダイエットを中断し医師へ相談しましょう。